tokyobikeと木陰読書
一人で過ごす休日。
コーヒーやサンドイッチをテイクアウトして、そのまま川辺でのんびりするのが好きです。
ゆっくり過ごすお供は、木陰本(と私は呼んでいます)。
この時期は外の空気が心地よく、ついつい長居しちゃったりも。
先日、インスタグラム のアンケートでユーザーさんの「秋におすすめの木陰本」を聞いてみました。
挙がったのは、
・ボールのようなことば / 糸井重里
・沼地のある森を抜けて / 梨木香歩
・おいしいものと恋のはなし / 田辺聖子
こちらの三冊。
アンケートをとっておいて、「秋におすすめ」って結構難しい問いだったなと後になって思いました。
挙がった本、そしてアンケートとは別でおすすめしてもらった「不思議というには地味な話 / 近藤聡乃」も含めて最近思っているのは、
木陰本って、長くじっくり読む小説よりもエッセイ、短編小説、詩集などがぴったりなんだなということ。
良いことばを見つけてじんわりくる、とか
すぐに読めてワクワクする、ショートショートとか。
私のおすすめは、
・たんぽるぽる / 雪舟えま
・あたしたちよくやってる / 山内マリコ
の2冊です。
「詩」に関しては、とにかく疎いのですが時々手にとって読んでいる「たんぽるぽる」。
好きなエッセイストの方が ”聖書のように持ち歩いている” と紹介していて、気になって買ってみました。
じんわり響く言葉も、衝撃的な言葉も、色々。
たんぽるぽるをきっかけに、詩や言葉が集まった本にも興味が湧いてきました。
これからまた少しずつ、良い言葉を見つけていきたいです。
山内マリコさんの本は、何冊か読んだことがあります。
「選んだ孤独はよい孤独」という様々な男性たちが主人公の短編集を読んで好きになり、次に選んだのが「あたしたちよくやってる」。
今度は、女性が主人公の短編集です。タイトルを読んで、それだけでなんとなく共感してしまう女性も多いはず(もちろん私もそうです)。
それぞれの話、書かれている書体が明朝体、ゴシック体など異なっていて、そんなところにも色んな意図、思いが隠されているんだろうなと気づきます。
秋、広島の街も、川沿いもだんだんと紅葉が始まってきました。
ピクニックも、木陰読書も、楽しんで行けたらなと。